暇人日記

アラフォーおっさんのコーセラの機械学習の課題を解こうと頑張っています!

仮説検定 後半

今回は「薬は血中マグネシウム度を向上させる」という仮説検定に

取り組みたいと思います。

 

こうあってほしい仮説は「薬は血中マグネシウム度を向上させる」なので、

採用したくない、こうあってほしくない帰無仮説は

「薬は血中マグネシウム度を向上させない」になります。

 

「薬は血中マグネシウムを向上させない」を数式で表すと、

投薬後の血中マグネシウム度 < 投薬前の血中マグネシウム度

つまり

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度≦0

となります。

 

データを見ると、

f:id:omoshiroamericanews:20210127213508p:plain

 

投薬後平均-投薬前平均は0以上です。

 

前回と同じくTスコアを算出します。

f:id:omoshiroamericanews:20210208211840p:plain

μ0は前回と同じく0なので計算結果も同じで2.29となります。

 

ここまでは同じなのですが検定の絵が変わります。

 

今回の

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度≦0

と前回の

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度 = 0

では仮説の範囲が違います(うまく表現できませんが)

 

つまり

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度≦0

では平均は左側の青のゾーンは棄却する必要がありません。

なぜなら平均が≦0の範囲にあるからです。

(これを片側検定というようです。)

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なので、95%の確率(=有意水準)では↓の絵になります。

f:id:omoshiroamericanews:20210214211605p:plain

T値が1.83以上なら棄却、1.83以下なら棄却できません。

今回はT値が2.29のため棄却となります。

つまり

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度≦0

ではない。

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度>0

となるため95%の有意水準で薬は効果があるとなります。

 

それでは99%の有意水準だとどうなるのかと思って考えてみました。

 グラフの絵が↓になります。

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Tスコアは2.29のため帰無仮説を棄却できなくなります。

つまり

投薬後の血中マグネシウム度 - 投薬前の血中マグネシウム度≦0

が正しいとなり、薬の効果がなくなるとなると思います。

 

前回の日記と同じ結論になりました。

95%なら効果があるといえるけど99%ならいえないということですね。

 

 

 

今回はここまでです。また次回頑張ります!